パソコンのウィルスやセキュリティ対策で、もっとも大切な事は、ソフトを常に最新のバージョンに保つことです。
ここを勘違いしている人が多いですが、ソフトの脆弱性(弱点のことです)は、セキュリティソフトでは防げません。
なので、脆弱性のあるソフトを使っている人は、無防備状態でネットに接続していることになるわけです。
それを防ぐために、各会社が頻繁にソフトを更新してソフトの脆弱性を消しているので、ネット環境のあるパソコンを使っているなら、こまめにソフトを更新することを忘れないようにしましょう。
各ソフトウェアを最新に保つことが大切
使っているソフトを常に最新のものにしておく、この前提の下に役にたつのがセキュリティソフトです。
このセキュリティソフトには、有料の物と無料の物がありますが、よほどパソコンに詳しい人でない限り、有料、それも大手で実績がある有料ソフト(カスペルスキーかノートン)を使っておいたほうが無難です。
なぜなら、大手の有料ソフトは、無料ソフトより守備範囲が広いからです。
ウイルス検知能力だけなら、無料ソフトでも、有料ソフトなみの能力を持っているものもありまが、それだけでは、セキュリティソフトとして足りません、ファイアーウォールの能力や、危ないサイトにアクセスした場合、自動でアクセスを遮断してくれる能力、こういった能力全てを兼ね備えてこその、セキュリティソフトなのです。
無料のソフトの中で、セキュリティソフトとして必要な能力を全て兼ね備えているソフトはないので、セキュリティに力を入れるなら、実績がある有料ソフトを使うべきでしょう。
ソフトを最新にして、有料セキュリティを導入すれば大丈夫?
ソフトの更新、実績のある有料ソフトの導入、これだけしておけば、とりあえずハード面では安心できます。
しかし、それだけではまだ足りません。
セキュリティ対策をするうえで、もうひとつ必要なのがあります。
それは心構えです。
どんな優秀なセキュリティソフトでも、新種のウイルスを検知する事は出来ません。
まったく未知のウイルスが出てきた場合、それにソフト側が対応するまで時間がかかります。
なので、優秀なセキュリティソフトを使っていても、ウイルスに感染するときは感染します。
ではどうするべきか、大切なのは、常にパソコンがウイルスに感染する事態を想定して、バックアップをとることです。
バックアップの方法は、外付けのハードディスクにデータを退避させる方法とDVD-Rにデータをコピーする方法があるので、どちらかを選ぶと良いでしょう。
こまめにバックアップをとっておけば、仮にパソコンが新種のウイルスに感染して、OSの再インストールをするはめになっても、ダメージは少なくて済みます。
ソフトを最新のものにしておくこと、実績のある有料セキュリティソフトを導入すること、常にデータのバックアップをとっておくこと、この3つが、セキュリティ対策のキモだと言えるでしょう。